| 冷蔵庫は.... 物を冷やす。 冷えてない飲み物と冷えてないのとでは冷えてないほうが安いのでこちらを買ってきてこっちで冷やす。 蟻から保護してくれる。 3次元空間にに食べ物を置いておくとすぐに蟻に集られるので冷蔵庫に入れ安全を守る。 日本では冷蔵庫に入れないようなものも入れる。 例えばスナック菓子。 これは湿気と蟻両方に狙われる。 強靭な蟻はスナック菓子の袋など食いちぎって浸入してしまう。 タッパーウェアなどの密着容器だって彼らにしてみれば朝飯前の、お茶の子さいさいである。 食べかけの一時避難所 及び 隠し場所 として。 インスタントラーメンを食べているとき誰かが来た、そんなときにそのまま皿、フォークごと入れる。 食べかけのものが視界から消えて見苦しくないし次に食べるときは冷麺になっていて1食で2度楽しめる。 歯形がくっきりついた齧りかけのリンゴをそのままごろんとポーズしたって捨ててもったいない思いもしないし蟻も来ない。 しかしそのまま出かけてしまい一緒に戻ってきた友達にこれらを発見されて赤っ恥をかいたのは誰ですか? 金庫として。 こちらの冷蔵庫が鍵がかかるようになっているのはやはりなにかしら貴重品を入れて置くようにとの配慮だろう。 空調設備付セイフティボックスというわけだ。 冷蔵庫に金を隠すやつは結構多いからすぐ見つかるかもしれないが冷えたお金というのは触っていて気持ちがいいものだ。 自分が涼む。 自分が入れるほど大きくないのでせいぜいドアを開けて冷気を浴びるくらい。 ただしあまり長時間涼んでいると冷気は逃げていくし蟻は侵入する。 ざっとこれらのことをやってくれるがうっとうしいこともある。 未だにワンドア-式のもかなり普及していて冷蔵室と冷凍室が1つのドアの中なわけだがこの冷凍室はデフ付である(あの車に付いているガラスの曇りを取る空調設備ね) これがうっとうしい。 冷凍室は1週間もすれば雪景色がカマクラに変わり更には入っているものが落雪に埋もれているという状態になり出し入れが不可能になる。 そこでこの1〜5、Maxの表示のついたダイアルの真中にあるデフボタンを押す。 と、ガッタンと線路の切り替えみたいな音がして一瞬モーターが止まり次の瞬間にはさっきまでの音とは違った音が始まる。 これを夜寝る前にやると次の日の朝冷凍庫はすっかり雪が解けた春の景色という様なのであるが冷蔵部屋格段はビジョビジョでおまけに床もビジョビジョになるのが難点だ。 周囲の人たちはこのデフを知らずにナイフやフォークでかちわり氷よろしくつついて冷凍室の壁もかちわってしまい壊してしまうということをしている。 今ではかなり普及しているこの冷蔵庫、ちょっと前までは店屋とレストランとホテルと外国人ぐらいしか持ってなかった。 持ってない人はその便利さも知らなかった、というよりその人達にとったらさほど便利でもなかったのだ。 知り合いのまぁ中の下位の経済状態のバリ人のおばちゃんは冷蔵庫を持っていたがなんと入っているのは水とチャナン(ココナツの葉で作った芸術的な毎日のお供え物)のみ。 そこのおばさんは毎日早起きして朝市に行くのを大儀だとこぼしているので「まとめて買ってきてここに入れて置けばぁ?」 「えぇっ、気持ち悪ぅい。肉なんか1日経ったらもうだめだよぉ」 「それは普通の状態ででしょ。冷蔵庫にいれときゃもつんよ」 「ふぅん」 この会話の後も肉や野菜を入れてるのを見たことがないからやっぱり納得できんのだろう。 彼らにとって毎朝市場で新鮮(?)なものを買ってきてすぐ調理して..が当たり前なんだからやっぱり理解できても生理的に気持ち悪いんだろう。 また、ある外国人の家のバリ人のお手伝いは出来た氷を使いもしないのに冷蔵庫から出してしまうそうだ。ほどほど解ける頃にまた入れる。 「何でそんなことをしてるのだ」 「だってそのまま入れっぱなしではどんどん固くなりしまいには石みたくなってしまいますからね、ボス」 最近はそんなこともなくなっただろうし都市部では殆ど1家に1台はあるようだが、近所の人たちはやはり毎朝買い物に行き肉や野菜を買いその日の内に調理をしてその日の内に食べてしまうようだ。 日本のように食べる毎に料理をするのなら冷蔵庫はかなりの必需品であるけれど、こちらの習慣で料理は朝1回まとめてして1日の分を作り置きしてしまうのだからわざわざ食材を保管しておくこともない訳である。 では冷蔵庫には一体何がはいっているのだろう.... |